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こんなもの作っちゃいました+日々雑感

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無視していいですか

何を隠そう、蝶が苦手だ。
いや、隠してもいないのだけど
蝶に限らず虫は苦手なのだが
蝶の場合おなかに幼虫時代の面影が残っているのと
粉を飛ばすこと、それになんと言っても飛ぶ!
お願い、近寄らないで~!(涙)

子供の頃は蝶はおろか、芋虫も平気だったのに
いつからか虫が苦手になった。
蝶に関しては決定打があって、大学の同級生に
蝶のコレクターがいたのだ。
自慢げに見せてくれた標本には巨大なものも多いうえに
表は極彩色だが裏が蛾と変わらなかったりと
もう見ているだけで鳥肌が。。。
軽い拷問状態(^^;)男子学生が多かったから、他の子は喜んでいたのだろうけど

さて、マイセンやドレスデンなどヨーロピアンの名窯の
ディナープレートなどに、ブーケと一緒に蝶やトンボなどの
昆虫が描かれているものが多いのをご存知だろうか。

ヨーロッパ磁器黎明期、まだ技術が不安定で表面に
鉄粉混入の黒点が出てしまうものも珍しくなかった。
ただでさえ困難な時期製造、黒点が出たからと言って
それをB級品として排除するほどの余裕はなく
どうにか気にならないようにできないか、と工夫した当時の絵付師が
黒点を含む形でその部分に虫を描いたのだそうだ。
日本人の感覚からすると

「食事をする器に虫を描くなんて!」

と思うのだが、ヨーロッパ人の感覚としては
花も昆虫も自然のもの、というくくりで
虫を描くことによって花のリアリティが増す、と言う考えだったらしい。

そんなわけで、アンティークの模写をするとよく蝶が登場する。
わたくしは蝶が嫌いなので自分の食器には極力描かないが
生徒さんからリクエストがあればお教えはする。
ペンワークなので得意なのだけど、描けるかどうかと好き嫌いはまた別問題(^^;)

ある日、生徒さんが「これにチャレンジしてみたい」と
正統派ブーケの参考画像を持って来た。
各々のお皿に蝶だけでなく色々な虫が。
その中に、蝶もいやだけどなんだかコレ嫌だわ!という感じの虫が。
その生徒さん、大変冷静に

「これ、絶対ゴッキーの幼虫ですよね(^^)」

ぎゃあああああ~~~!!(号泣)
クラスの誰より生き物に詳しい彼女は東京農大出身。
非常に信憑性のある御意見である。
その忌々しいヤングイニシャルGは描かないでおこう、と
その場で意見が一致した(TT)


やっぱり虫はお皿にいなくてもいいと思うのだけどなあ(涙)
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