Rika実験室

こんなもの作っちゃいました+日々雑感

四季流麗

四季流麗

作品名「四季流麗」

コメント『川の流れは常に変化を続け、二度と同じ瞬間がありません。
     でも、川はかわらずそこに存在します。
     変わらないようでいて、常に変化している。
     変化しているようで、遙かなる流れの中では変わらない。
     川も、季節も、人も。
     そんな世界の美しさを
     流れと季節の移り変わりで表現してみました。』




銀粘土でつくるシルバーアクセサリーコンテスト2007出品作品。
予想はしていたが収縮で引っ張られてかなり歪んでいる。
今なら多少ゆがみを直すことも出来るのだが
当時はそんなこと考えもつかなかったようだ。
そして師匠は当時そんなこと指摘もせず
数年後自分で気付け、と時限装置(?)を仕組んだのだろうと思うと
・・・手のかかる弟子でスミマセン(^^;)

石留めオンパレード

当時できた石留めを全部違う方法でいれてあるのが涙ぐましい(笑)

桜ともみじは銅板、カエルは真鍮板をバーナーであぶって
色変化を出してある。
桜の色は上の画像の方がわかりやすいだろうか。
ピンクから青のグラデーション、もみじは黄色から赤のグラデーションで
材は同じなのだが色がここまで変わるのが面白いなあ、と思いながら
あぶったり止めたりをした記憶が。

桜・もみじ・カエルはリベット留めしてあるのでくるくる回転する。
もちろん回転する必要性は1ミリもないのだが
動くとなんだか楽しいから(^^)
それだけかい!
実用性を考えるとカエルも桜やもみじのように波紋の上にした方が
服地を傷めなくて良いのだが
コンテスト出品作と言うことで実用より表現を優先させると
カエルは水の中だろう、ということで波紋の下に。

毎回悩むタイトルだが、この作品には「流」という字をいれたかった。
「流」を使って和風のタイトルになりそうな言葉・・・と
色々調べている時に
「生々流転」という仏教用語にたどり着いた。
<すべての物は絶えず生まれては変化し、移り変わっていくこと>
という言葉の意味も今回の作品テーマに沿っているし完璧!
と思いつつ、もう少し色々調べてみると
横山大観の作品に同名の大作があるではないか!(重要文化財)
さすがに巨匠の名作と同じタイトルを拙作につける度胸はなく(^^;)
なんとかひねりだした造語が「四季流麗」というわけ。
色々な意味で苦労した思い出の作品。


銀粘土、純銀線、銅版、真鍮板、合成石、SVボールチェーン
全体で約25g
2007年3月制作
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