Rika実験室

こんなもの作っちゃいました+日々雑感

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Around 70

ここ数年アラサー(around 30)だのアラ還(around還暦)だのという言い方をするが
この呼び方に則るなら、わたくしの周囲では断然around 70が熱い。
今日は中でも自慢の(?)お三方を紹介したい。


■ その1.旅するロマンティスト

わたくしが会社員をしていた時の所属部署の部長。
便宜上M部長と呼ばせていただこう。

下っ端平社員だったわたくしからすると雲の上のお方なのだが
新人の頃こんなことがあった。
日々先輩方から教えていただくことばかりで
その量も膨大だったため、教わる端から忘れることも多く(こらこら!)
せめて自分で調べられないかとマニュアルの並ぶ棚の前でウロウロしていた時
M部長はニコニコしながらこう仰った。

「りかしさん、こんなところで何をしているんだい?
 このフロアには生きたマニュアルがこんなにたくさんいるじゃないか。
 片っ端から捕まえて聞いてみなさい。」

新人なのだから聞くのが仕事。教わるのが仕事。
肩の力を抜きなさい、という優しい指示と
ご自分が育てた部下達への信頼感。
M部長の温厚なお人柄そのままに
その部署はわたくしにとって退職まで大変居心地の良い場所だった。

さて、実はM部長の快進撃はむしろ定年退職後かもしれない。
会社員時代には忙しくて通うことの出来なかった教習所に通って
サクッと運転免許を手にすると、今日は東へ明日は西へ。
毎年海外へ冒険旅行(?)にお出かけになるのだが
去年はヨーロッパ横断ドライブツアーだった。
しかもお出かけ前に頂戴したメールにはグーグルアースの
ドライブ計画が添付されていたり(^^;)
毎年頂戴する年賀状に書かれている冒険譚がもう楽しみで楽しみで。
なんというフットワークの軽さか。
メガネの奥の優しい瞳を好奇心でキラキラさせながら
今頃来年の計画を練られているに違いない。


■ その2.理論派抽象画家

今参加している油絵のオープンセミナーで
制作終了後に固定メンバーで「ゼミ」と称して飲み会を開いているのだが
(どういうわけだか描いている時より飲み会の方がためになる話が多かったりする)
このメンバーを束ねてくださっている方がいる。
コードネーム「ゼミ長」。

ゼミ長もお勤めだった会社を定年退職なさってから
通信で美大を卒業し、精力的に制作活動を続けていらっしゃる。
初めてお会いした頃はがっつり具象絵画を描かれていたが
途中から抽象へ転向され、独自の世界を追求されているのだ。
作品展も銀座の画廊にとどまらず、仙台、福岡、新潟、ニューヨーク・・・と
こちらもワールドワイドなご活躍ぶり。

理系の名に恥じず研究熱心で(耳が痛いわー^^;)
素材の研究や美術史の勉強に余念がなく、最近は海外へ行かれると
ほとんど美術館回りに時間をかけられているそうだ。

絵に対する情熱もさることながら
一風変わった人の多い美術の世界において
ゼミ長の社会人としての良い意味での常識的なところや
バランス感覚、懐の深さは多方面で絶大な信頼を得ている。

なんといっても展覧会会場をぐるりと見回して

「ゼミ長の作品はこれとこれですね!」

とすぐわかる独自色がクヤシイやらジェラシイやら。
頼もしいライバルの一人。


■ その3.柔軟思考の銀粘土作家

これまでも何度か紹介させていただいたことがあるのだが
現在参加している勉強会の会長・Leoさん。

この方もそれまでお勤めだった会社を定年退職後
さてなにしようかな?で銀粘土を始め・・・ただけでは済まず
講師資格も取得して定期的に販売会も開催して、と
八面六臂のご活躍。

特筆すべきはその柔軟な思考回路。
次から次へと編み出される独自の技法
オリジナルの工具・・・と全員会長より年下なのに
誰一人Leoさんの柔軟性に太刀打ちできない。
く、悔しい・・・!(笑)

Leoさんご自身がもちろん素敵な方なのだが
奥様がこれまたとんでもなく魅力的な方で
初めてお目にかかった時
本当の意味での「オトナカワイイ」ってこういうこと!と舌を巻く思いだった。
最近40代ミセス向けファッション誌でやたらオトナカワイイがキーワードになっているが
パフスリーブやレースやフリルがカワイイのではなくて
(それを身につけること自体は否定はしないけれど)
しゃんと伸びた背筋、涼やかで力のある眼差し、それでいて余裕のある自然さ
ああ、素敵な年月を重ねてこられた方なのだな、というのがわかるお方だった。
そして、奥様をずっとこういう魅力的な方でいさせ続けることの出来た
Leoさんの男性としての底力にもう白旗をあげるしかないというか
更に自分の中での評価が高まったのだった(笑)
(ええ、Leoさんご夫婦を拝見して自分の評価がダーリンの評価に
 直結する場合があると大いに反省しましたとも!!!)



自分が20代後半の頃、早く40代になりたいと思っていて
実際自分が40代になってみるとやはり20代の頃よりずっと楽しいのだが(笑)
現在20代の方にはピンと来ないかな(笑)当時より今の方が見えるものもできることもずっと多いから
60代70代楽しそうだな~、と思わせてくださる先輩方がズラリと揃っているのは
大変光栄なことだと思う。
すこしでも近づけるように日々精進しないと。


ちなみに今回ご紹介させていただいたのが全員男性だったのには理由がある。

女性の年齢に関しては友人ご母堂の

「女は25歳から年とらないのよ(^^)v」

という名言を採用させていただいているので
尊敬すべきお姉さま方も皆様女性は25歳ストップだからなのだ(笑)

もっとも友人の中には若干名自称「永遠の17歳」というのも
いたりいなかったり・・・
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