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今月の生徒作品2013年4月・ハートのリング

今月の生徒作品2013年4月・ハートのリング

タイトル「ハートのリング」
作者  輝子さん
制作者コメント 
 このリングどんなふうに見えますか?
 見た目はハートに見えないかもしれないけれど
 デザインの課題でハートをデザインしたものです
 デザインはしたものの
 なかなか思うような形ができなくて苦労しました

と制作者の輝子さんはおっしゃるが
十分素敵なハートのデザインになっている!
すぐわかると思うけれど、ハートはここ。

今月の生徒作品2013年4月・ハートのリング

ハートの形が90度左に回転した形だ。

輝子さんがコメントに書いている「デザインの課題」
とは、教室内で希望者にしていたデザイン指導のこと。
テーマに沿ったデザインを最初は「アクセサリー」を
意識せずに思いつく限り展開させてもらう。
(途中でデザインを見せてもらい、展開が少ない場合は続行☆)
その中からわたくしが3点選び
すくなくとも1つはリング、残りをペンダントにしてもらう。

紙の上でのデザインではアクセサリーを考えずにデザインしてもらっているので
(最初からアクセサリーにすることを意識すると
 デザインの幅が狭まるから)
これを実際のアクセサリーにする時に、ペンダントなら
チェーン通しをどうするか、リングなら腕をどうするか
そして平面に描いたデザインをどう立体にするかを
もう一度考えてもらう、という結構厳しい課題だ。

輝子さんがスケッチブックに描いたデザインは
逆さにしたしずく型を交差させたもの。
一番シンプルに考えれば、細い甲丸(かまぼこ型)か
平打ちのリングにぺたりとこのハートモチーフを乗せれば良いが

そんなつまらないデザイン
もちろん許しません!(笑)

だって勉強して育ってもらうのが目的だからして。

輝子さんが「デザインはしたものの~」と書かれているのは
おそらくこの部分。
最初からアクセサリーを意識してデザインを考えれば
作るのは楽だが、作りやすさ優先になって面白さが減るので
発想を広げる練習として、最初はアクセサリーを忘れて考えたものを
敢えて苦労してアクセサリーにしてもらうのだ。

最終的に輝子さんがたどりついたのは
しずく型リングの太い部分に片方のしずくモチーフを重ねるという方法。
更に、もう一つのしずく型の方は板ではなく立体にしたことで
奥行きと動きが出た。

ご本人による着用画像。

今月の生徒作品2013年4月・ハートのリング

パッと見てすぐにはハートとわからないかもしれないが
この場合そこが良い。
ハートらしく作ることは輝子さんならいつでもできるので
一目でそれとはわからない、でも大本は・・・という
アプローチができれば制作の幅が大きく広がるからだ。

苦しんだ甲斐あって、作品の出来栄えも
輝子さんのデザイン力も大きく前進した。 

今月の生徒作品2013年4月・ハートのリング

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