Rika実験室

こんなもの作っちゃいました+日々雑感

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プライド

ここ群馬県太田市にある薮塚地区は
小玉スイカのブランド産地である。
ネギにおける下仁田や深谷をイメージしていただくと近いだろうか。

小ぶり(小さいものだと大きめの手毬ほど)
で皮が薄くほとんどハズレがない。
切ってみたらなかがスカスカだった、甘味が薄い、
ガッカリ!ということがないのだ。
小さいので冷蔵庫の中でも場所を取らないし
小さなお子さんなら二つに切ってスプーンを渡し

「全部食べてもいいよ」

というと夢中になって格闘する(笑)
スイカ丸ごと、というのにはロールケーキ丸かじり的な
ロマンが潜んでいるのだろうか。

この時期小玉スイカ農家さんの庭先に「スイカ宅急便」の看板が立つ。
スイカを選んでお代と送料を払うとまさに産地直送で
農家さんから相手先まで宅急便で送ってもらえる。

そんな農家さんの中で、いつもお願いしているところがあって
今年も遠方の知人宛に送ってもらおうと訪ねてみた。
「スイカ・野菜直売所」の看板は立っているものの
例年ならスイカが陳列されている建物
(普段はおそらく農器具やトラクターが入っている)
が閉まっている。
売り切れかな?と思っていたら
隣の棟からすいませんね~、と歩いてくる人が。
お話を伺ってみると収穫はできていて
見た目は立派なスイカでもちろん食べられるのだが
食べてみたところ納得の行く味に育っていない、
これじゃあ売れないな、ということで今のところ
出していないらしいのだ。

この農家さんに対する信頼と尊敬が増したことは、もちろん言うまでもない。
絶対ここ!スイカは絶対ここに買いに来よう!!

あたりまえのことをきちんとあたりまえにする
それは簡単そうでなんと難しいことだろう。
正しい「プライド」ってこういうことなのだと思う。

「プライドが高い」というと高慢であることだったり
「俺のプライドが許さない」とメンツにこだわっていたり
良くない方向で使われることの多い「プライド」と言う言葉だが
自分の信念と誇りにかけて最高の仕事をする
これこそが正しい(?)プライドなのではないだろうか。

またこの農家さんがまったく力むでもなく
本当に自然に「おいしくないから売れない」
というスタンスなのがなんとも素敵だった。

ああ、こんな人になりたい。
力まずともただ歌うように、呼吸するように
自然に最高の仕事を続けられる人になりたい。
先は長いが諦めないぞ(笑)

先日の図書館の少女といい、最近素敵な人に会う機会が多いなあ。
なんだかツイていてちょっと(いや、かなり)嬉しい。
群馬も、なかなか良いところです(^^)
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