Rika実験室

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中空透かしハートペンダント

中空透かしハートペンダント

以前ご紹介した中空唐草ハートペンダントと似ているが
途中から異なる工程で制作したペンダント。

紙粘土で中子(なかご)を作り、その上に粘土を紐状に巻いていく・・・
ところまでは前回と一緒。
「中空唐草ハート」では乾燥させたあと中子ごと焼成したのだが
この「中空透かしレース」の場合は
粘土を乾燥させたあと、中子を小さくカットして取り除く。
その結果、裏側からのメンテナンスが出来るので
つなぎ目をしっかり補強したり磨いたりすることが可能。
中子と同時焼成する場合、裏側からつなぐことはできないので
強度を意識して粘土の重なり部分を多くしないと
あとで欠損の原因になるのだが
こちらはその分隙間を大きくしてより軽やかに仕上げることが出来る。
ただし、技術的にはもちろんこちらの方が難しい上に
中子をちまちまとカットして取り除く作業は地味で時間がかかる。
しかも「あと1個」というところで本体を破壊することも多く
もし作業がちゃぶ台だったらひっくり返したくなることもしばしば(^^;)
しかし手間ひまも技術も必要なだけに
仕上がったときの作品の可愛さと感動もひとしおなのである。

写真だと立体感がわかりづらいのだが
ぷっくりと膨らんで大きいわりに
とても軽いので、華奢な女性にも使いやすい仕上がりになっている。

制作上の注意点としては、紐を巻くときに中子を取り除いた状態を
常に意識することだろうか。
球やティアドロップならさほど問題がないのだが
ハートのような形の時にあまり考えずに制作を進めると
中子がある時はハート型に見えても
取り除いてしまうと形が変わる・・・なんてことになりかねない。

ちなみにこの技法は、所属している勉強会会長考案の技。
会長は定年退職後に

「さあ、何しようかな?」

と銀粘土を始められて講師資格も取り、日々素晴らしい作品を
編み出し続けている。
とにかく発想が柔軟で

「ああっ、そんな方法があったなんて!」

と会員全員が悔しがる方法をさらりと考え付いたり。

刺激になるカッコイイ先輩がいてくださるのは
大変幸せなことだ。
日々勉強、喰らいついていきますとも。

2010年3月制作
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